沖縄の家づくりで木造住宅新築を検討される方が一番心配されるのが『台風』への対策です。特に大型台風による家が倒壊するニュースはインパクトがあり、『木造住宅=台風に弱い』というイメージを持つ方が多いと思われます。一昔前(戦後)の沖縄は、構造の弱い木造住宅にトタン屋根で作られており、台風被害が多くありました。昔は台風がきたらトタンが飛ばされたと聞いたことがあると思います。しかし、現在のトタン屋根の家ではなくなっているので台風被害も少なくなっています。
現在の木造住宅は台風への耐久性も上がり、台風などの災害にも耐えうる強固な家となっています。ここでは、木造住宅の台風、防風への耐久性や対策方法について説明します。
沖縄の木造住宅は台風で倒壊していない
沖縄は台風被害の多い県として認知されていますが、気象庁による台風上陸件数が多い県は鹿児島(41回)、高知(26回)、和歌山(24回)となります。台風直撃が多い沖縄県外で木造住宅の建築数が多いのは、台風、防風対策に信用があるからと言えます。
気象庁台風上陸数⇒https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/statistics/ranking/landing.html
沖縄県では、台風の心配で木造住宅び家を建てないという方がいらっしゃいますが、現在は木造住宅の構造も強化され、台風、防風対策がしっかりしているので沖縄県内で木造住宅を建てても大丈夫です。
ただし、海沿いや丘上など、吹き上げる風が強い場所では木造住宅の新築はオススメしません。木造住宅の屋根は吹き上げる風に弱い部分があります。金具工法などを用いて、吹き上げる風にも耐久できる構造になってきていますが、強力な台風などは躯体にダメージを受ける可能性がありますので、オススメしておりません。建築する場所で最適な構造などもご提案しますので、土地探しからもサポートしていきます。
台風時に木造住宅は揺れるって本当
木造住宅の構造で、柔構造と呼ばれるものは建物にかかる力を揺れにより、逃がして損壊を防ぎます。そのため、大きな台風では二階部分は揺れることがあります。弊社では剛構造という強度が高い住宅構造により、台風時でも揺れない構造を提供しております。
台風による家の主な被害とは
台風による被害は住宅倒壊より、住宅の一部破損の方が多くあります。主に破損した箇所は以下の通りです。
- 窓ガラスの破損
- 屋根ふき材の脱落・飛散
- 外壁仕上げ材の部分的な脱落・飛散
台風や防風対策として考えるべきは、木造住宅かRC住宅かではなく、『台風や防風対策がされている家』を意識して選ぶことをオススメします。
木造住宅の台風による損害の大きな場所とは
- 接合部の外れによる倒壊
- 開口部(ドアや勝手口)の破損に伴う内圧の上昇
- 野地板が飛散
- 窓ガラス破損
などがあります。現在の建築技術では並みの台風や強風では破損しませんが、施工不良がある住宅や強度の低いローコスト住宅などは上記の被害があるようです。もし、ローコストの木造住宅を建てる際には台風や防風に対しての強度確認を行った方が良いでしょう。
沖縄県内の地域で、台風時以外でも風が強い場所、洪水被害などがある場所は、プロから台風対策を考えた構造や基礎部分にすることをオススメします。
沖縄の木造住宅の台風対策すべき点とは
風で飛んできた物が窓に当たり破損する
台風が接近し、風が強くなるとあらゆるものが飛んできます。強風や暴風の場合、飛んできたものが窓を突き破ってしまう場合もあります。そのため、窓は強固なペアガラスや雨戸を設置するなど、防風対策をするべきです。
近隣の状況を見て、ヤード(資材置き場)や物が多く置かれている住宅などがある場合は、塀や雨戸を設置するなど台風対策をしましょう。
家の外壁を破損する場合がある
家の外壁のサイディング材が強度に弱い場合、固いものがぶつかると破損する場合もあります。強風や暴風がよく当たる場所での新築の場合、安いサイディング材は選ばず、強度のあるものにしましょう。
劣化部分からも雨漏り
台風による雨漏り被害は、屋根から雨がしたたりおちるのではなく、実際は経年劣化による屋根部分の破損によるものがあります。屋根部分の破損とは、素材にヒビが入り、小さな隙間や継ぎ目が開いているとそこから水が浸入します。屋根に天窓を付けている場合、その部分からの雨漏りしやすくなります。
大雨の影響による浸水被害
土地が周りより低くなっている場合や雨水が溜まりやすい形状になっている場合、台風などの大雨の時に、住宅部分に浸水してくる場合があります。木造住宅の場合、基礎部分は60cm以上高くしてありますが、浸水しない、排水がきちんとされる外構になるようにしましょう。
エアコン室外機やエコキュートへ転倒防止
エアコン室外機やエコキュートが倒れないように転倒防止策を行いましょうワイヤーや転倒防止金具を設置することをオススメします。エコキュートを守るために壁を設置するところもありますが、台風後はこまめに清掃しなければ、錆が発生する場合もあります。
台風でも安心・安全な琉球ストークの木造住宅とは
年々、木造住宅の構造の耐久性や強度も上がり、台風災害への対策がしっかりできています。実際の台風による家の被害は「屋根ふき材」が飛散することがあっても、棟木・垂木・梁といった構造体が破損および倒壊しません。つまり、住宅の基礎となる部分(躯体)だけでなく、「屋根」「窓」への台風対策が重要だと言えます。
弊社では強度の高いペアガラスを導入し、風が強く当たる場所での雨戸の設置をご提案しています。また、屋根の構造も周りの建物や風向きなどを考慮してご提案しております。
私達は安心、安全な家を作るために、強度な屋根や窓がある構造の家をご提案していきます。
弊社の安心、安全な家づくりは、構造見学会で説明しています。機会がありましたら、是非、ご来場ください。
当社の家づくりの流れや注文住宅の予算の内訳など、当社の家づくりの情報を詰め込んだ資料をメールにてお届けしております。
家づくりの参考に是非、ご活用ください。
【会社名】琉球ストーク株式会社 代表 川口
【所在地】沖縄県那覇市安謝205番地
【営業時間】8時~17時
【定休日】日曜・祝祭日
電話:098-863-8643