新築前に考える木造住宅の火災保険とは

木造住宅を建てる際に、知って欲しいのが「RC住宅に比べて火災保険料が高い」ことです。
現在、賃貸アパートに住んでいる方の火災保険料と、木造住宅新築後の火災保険料を比べると、かなり高額になるので驚かれる方も多いです。

火災保険料を決める要素の一つに家の構造があり、燃えにくい、壊れにくい構造だと保険料は安くなりますが、昔からの木造住宅は火災に弱い構造のため、保険料が高く設定されています。

ただし、木造住宅でもRC住宅と同じように、燃えにくい、壊れにくい構造にすることで、火災保険料をおさえることができます。燃えにくい構造とは、『省令準耐火構造』と言います。

⇒木造住宅は省令準耐火構造にすべき理由とはhttps://mokuzookinawa.com/woodenhouse/syourei/

木造住宅新築後に火災保険を考えると、高い保険料のプランしか加入できなくなり、ローン返済にも負担がかかります。

木造住宅を新築される方は、火災保険のこともしっかりと知って欲しいです。
ここでは、木造住宅の火災保険について説明します。

なぜ、木造住宅の火災保険は高いのか

火災保険は火災、風災、水災など様々な災害から家を守るためのものです。保証金額が高いため、保険料も高くなります。

火災保険料は保証内容によって保険料が変わる

たとえば、火災以外の落雷や水害、盗難までの保証が入ったプランは、火災のみの保険よりも保険料は上がります。また、家財の保証金額によっても保険料は変わります。
手厚い保険にすればするほど、保険料は高くなります。

火災保険料を安くしたい

火災保険料を安くしたい場合は、保険対象を少なく、保証金額も少ないもので契約すればいいです。しかし、保証が少なすぎると万が一の時に後悔するかもしれません。火災保険は自分たちのライフスタイル、近所の環境、ハザードマップなどを考慮しつつ、予算と合わせて決めることをオススメします。

火災保険料を決める木造住宅のT構造とH構造とは

火災保険料は建物の構造によって決まります。構造は3種類に分けられ、M構造の保険料が安く、H構造の保険料は高くなります。

M構造:コンクリート造マンション
T構造:RC住宅、CB住宅
H構造:木造住宅

ただし、木造住宅でも省令準耐火構造で建てられた住宅はT構造となります。
つまり
T構造:RC住宅、CB住宅、省令準耐火構造木造住宅
H構造:木造住宅(非耐火)となっています。

どのくらい火災保険料が変わるのか

省令準耐火構造木造住宅(T構造)と木造住宅(H構造)の火災保険料がどのくらい違うのか、火災保険会社のオンラインシミュレーションで試算してみました。

条件は以下の通りです。

  • 建築日は2021年4月
  • 所在地は沖縄県
  • 建物の延床数は、105㎡(約31.76坪)
  • オール電化住宅※割引対象
  • 保険対象は、建物・家財両方
  • 建物の価格は2500万円
  • 家財金額は2000万円
  • 基本プランを選択
  • 10年一括払い
  • 地震保険(5年更新)込み

建物の構造のみ違う場合の試算額は
省令準耐火構造の木造住宅(T構造) 約48万円
非耐火構造の木造住宅(H構造) 約101万円

差額が50万円以上ありました。

プランや保証金額によっても差異はありますが、省令準耐火構造と非耐火構造の保険料の違いは4割~6割変わる場合があります。

なので、木造住宅を建てる際は、省令準耐火構造で建てることをオススメします。

火災保険加入のタイミングとは

火災保険に加入するタイミングは、家が完成して施主のものとなる『引き渡し日』に合わせて加入しましょう。引き渡し日以降、万が一のことが起こったら施主の責任になります。新居での生活を安心してスタートできるように、火災保険の契約をしましょう。

火災保険加入は手続きに時間がかかります。申し込みしてから審査などに2週間ほどかかる場合もあるため、引き渡し日直近での申し込みはオススメしません。
余裕をもって火災保険の契約をしましょう。

火災保険は相見積もりをオススメ

火災保険を選ぶのは施主ですが、火災保険を選ぶなら複数社へ見積もりを依頼し、保証内容や金額を比べてください。各社とも様々な特約があり、プランや保険料も違います。自分に合う火災保険を見つけるために、複数社の相見積もりをして、火災保険の情報をしっかりと集めてから、契約しましょう。

弊社で新築される方は、火災保険のご相談承りますので、ご安心ください。

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